日経夕刊の記事で、竹中平蔵氏がかって小泉内閣で大臣をやってくれと頼まれたときに、「谷村新司の『階(きざはし)』の歌詞を思い出して引き受けることを決心した。」「カラオケでもよく歌う曲の一つだ。」みたいなことが書いてあった。
このことが気になってて、先日近所のファミブにCDを借りに出掛けた。するとその日はたまたまサ-ビスデーで料金割安というので、谷村新司ベストアルバムに加えて堀内孝雄のCDも借りることにしたら、会員カードの更新手数料が必要ですと言われた。そうかもう随分来てなかったんだなと気づき、結局、更新料を支払って割安感も消えた気分だったがCDは全部借りてきた。
竹中氏が記事で引用した「階」の歌詞はサビの部分で、次のとおり。
時が来れば野を駈けても
行かなけりゃ行かなけりゃ
悔やむ気がする
あなたにはあなたには
夢を信じていてほしい
僕は今橋になる
夢を渡らせる為の橋になる
もちろん曲も繰り返し聴いた。いいですねー、谷村新司。普段だらだらした暮らしぶりの自分も背筋を伸ばして聴く気になる。とにかくハイレベルで非日常的なものに触れることはいいことだ。
ちなみに「階」の意味は次のとおり。(1)多層の建築物のひとつの層。「上の―」;(2)地質時代を区分する時の「期」に相当する期間に堆積した地層。;(3)官位。等級。「―越えて学士の右大弁三位になる/宇津保(国譲下)」;(4)階段。きざはし。
ところで、僕が借りた谷村新司の2枚のCD共に「サライ」が最初の曲でした。ひとつは加山雄三氏とのデュエットでした。これも、じっくり鑑賞しましたが、初めて歌詞の内容を知りました。これまでカラオケの持ち歌で何度も聴いていたのだが、こんなにいい曲だったんだ。いつか友人のUさんとデュエットできるように、そのうちに自分の持ち歌にできるように自主トレに挑戦してみようと思う。
なお、「「サライ」とはそもそもペルシャ語で「隊商宿:キャラバンのための小さな宿」のことだが、この歌では「ふるさと;心のオアシス」というニュアンスで使われている。 」とのこと。歌詞を末尾に紹介。
堀内孝雄のCDについてもひとこと。TVドラマの主題歌を多く収めたアルバムを借りてきた。元アリスで谷村と一緒に歌っていたが、その後ソロ活動に転じてからは、それぞれがそれぞれの持ち味を出しているようだ。勝手なコメントながら、谷村は雄大・壮大なドラマをイメージする曲と歌詞。一方、堀内は人の心の機微や人情などを細やかに表現していると思う。演歌調の色合いもある。これまでに聴いたことがある「影法師」と「恋歌綴り」を風呂場やドライブ中に歌ってみている。僕には少しキーが高いようで、なかなか本物の歌のようにはいかない。
でもこれでささやかながら新しいカラオケレパートリーの勉強という目標ができて良かった。
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「サライ」 作詞:谷村新司 作曲:弾厚作
遠い夢捨てきれずに ふるさとを捨てた
穏やかな春の陽射しが 揺れる小さな駅
別れより 悲しみより 憧れは強く
寂しさと隣り合わせの 一人きりの旅立ち
動き始めた 汽車の窓辺を
流れていく景色だけを じっと見ていた
桜吹雪の サライの空は
悲しいほど蒼く澄んで 胸が震えた
恋をして 恋に破れ 眠れずに過ごす
アパートの窓ガラス越し 見てた夜空の星
この街で夢追うなら もう少し
強くならなけりゃ 時の流れに 負けてしまいそうで
動き始めた 朝の街角
人の群に埋もれながら 空を見上げた
桜吹雪の サライの空の
流れていく白い雲に 胸が震えた
離れれば離れるほど なおさらにつのる
この想い 忘れられずに 開く古いアルバム
若い日の 父と母につつまれて過ぎた
柔らかな日々の暮らしを なぞりながら生きる
まぶた閉じれば 浮かぶ景色が
迷いながらいつか帰る 愛のふるさと
桜吹雪の サライの空の
いつか帰る その時まで 夢は捨てない
まぶた閉じれば 浮かぶ景色が
迷いながらいつか帰る 愛のふるさと
桜吹雪の サライの空の
いつか帰る いつか帰る きっと帰るから
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