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楽しむ科学教室

10月24日(日)、テレビを観ていてたまたまNHK教育テレビの表題の番組の放送に目がとまった。この日は突如かみさんが歯医者に出かけたので一人の時間が出来たのだった。

「楽しむ」とは「楽しい」と違い、受動的ではなく能動的であることを言うのであり、講師を質問攻めにする姿勢が大切だと小柴昌俊理事長のご挨拶だった。

この回の内容は実に興味深いものだった。講師の篠原教授の話も分かり易かった。

タイトルの「超極微小」の形容がやや気に掛かっていること、「ナノ」という言葉で表わされる世界にはまだ多くの未知の部分があり、研究するテーマや余地(部屋room)がたくさんあると導入部で魅力的に語られたのが印象深かった。

さらに、全く違った視点から、たとえば化学や物理とは直接関係無いような天文学での観測データにおける未知物質存在の示唆や謎に重要なヒントがあったことや、それまでそれぞれに違った研究をしていた科学者が共同したことで新しい発見に至ったことや、あるいはアルバイト学生が偶然間違った操作でそれまで得られなかった物質が合成できた(セレンデピティー)ことなど、未知の部屋の扉への道のりやそれを開ける鍵についてのエピソードが、ロマンチックに解説された。

余談として「ナノ」が「ミクロ」より小さい単位であることはよく知られているが、「ナノ」よりさらに小さい単位というのが、現代科学より以前から漢字の単位として存在することも紹介された。

このような講演を聴くと、若い時分に良い先生に出会うことがとても大事だと思う。

内容について復習したいので再放送は無いものかと思っていたら、平成基礎科学財団でDVDを分けてくれるそうだ。ただ学校か賛助会員との条件があるようだ。

見た番組の概要は以下の通り。

第57回 
開 催 日 2010年10月9日(土)13:00~17:00
会  場 東京大学 小柴ホール
講演題目 「宇宙から超極微小ナノの世界へ 」~ ナノカーボンの科学 ~
講  師 篠原 久典先生
名古屋大学大学院理学研究科教授・名古屋大学高等研究院教授
司  会 武田 暁先生  平成基礎科学財団理事、東京大学・東北大学名誉教授 
共  催 東京大学理学部・東京大学素粒子物理国際研究センター
後  援 NHK
出席者数 60名

☆講演内容の概要
☆講演者プロフィール
☆プログラム
☆ポスター
☆参加者みなさんからの声
☆写真集
この「楽しむ科学教室」は10月24日NHK地上デジタル教育テレビ(023)で放送されました。 
平成基礎科学財団がDVDに制作し、全国の希望する学校に配布いたします。

【参考】 

平成基礎科学財団について 

数の比較(ウィキペディア) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83

日本の数の単位  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9E%93

大数 :一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、ノ木編+予(じょ)、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数(計21種)

小数: 分、厘、毛、糸、忽、微、繊、沙、塵、埃、渺、漠、模糊、逡巡、須臾、瞬息、弾指、刹那、六徳、虚空、清浄、阿頼耶、阿摩羅、涅槃寂静(計24種)

長さの単位 http://www.monosiri.jp/unit/3

単位の話 http://homepage1.nifty.com/~petronius/kana/tanwi.html

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