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12モンキーズ(1995)

★★★☆☆

19961228日、人類は謎の「細菌」によって99%が死滅した。2035年、科学者グループは原因を探るために調査を重ね、その謎を「12モンキーズ」が握っていることを突き止めていた。謎の鍵を握る12モンキーズとは?

タイムマシンものだ。(話題は逸れるが、今TBS日曜劇場でやってるタイムトラベルものの「仁_JIN」は実に面白い。)

ブラッド・ピットの演技が凄い!精神障害があるゴインズ役を演じるが、その動きや仕草が演じているとは思えないほど自然でリアルなのだ。そして彼の存在が人類滅亡に繋がっていくと思うと、その人物から目が離せなくなって行く。

そして唯一人孤独に狂人として扱われながらも、特殊使命のために未来で特定されているある過去の事実を見つけようともがくコール(ブルース・ウィリス)。

彼からもまた目が離せない。

やがて、コールの理解者として女性精神医学者ライリー(マデリーン・ストウ)が現れる。これでコールの目的達成が加速されるかとほっとするのもつかの間、我々観客は恐るべき迷路の中に入ってしまったことに気づかされる。

そしてますます誤った推理の方向へ誘導されていくのだ。

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何が事実で真実で、何が虚構で嘘なのか?あるいは歴史は作り変えることができるのか?

我々を取り巻く世界は混沌としている。そこに生まれる言葉や事件がその混沌とした世界にある方向性を与えることがある。そのようにして生じた流れはやがて奔流となって次の未来を生み出す。

過去に送り込まれた人間は、その時の流れに変化を与えて、そこに送り込まれなかったとしたら存在し得なかったであろう新たな流れを生み出すことが期待される。

そのようにして意図されて生み出された異なる流れはしかし一つの帰結に至る。結果として歴史は変わらない。

人類滅亡を阻止しようと過去の歴史を変えようと画策したが、結局人類は滅亡するシナリオから逃れられなかった。全ての出来事を包含して結局のところ歴史は一つしかないのだ。

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公開当時全米で大ヒットした映画だそうだ。

当たり外れの多いブルース・ウィルス出演の中では当たりの方だ。

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カサンドラ・コンプレックス

病気とはいつも無力感と結びついている。

現実に適応できず空想の世界に逃避している。

映画が観るたびに変わって観えるのは自分が変わっているからだ。

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鬼才 テリー・ギリアム

「題名だけで内容の察しがつくような最近の映画の風潮が嫌いだ。

作品全体に散りばめられた謎が大きなテーマを浮き彫りにしてゆく。

謎を解くのは観客だよ。」

<キャスト>

ジェームズ・コール-ブルース・ウィリス

キャサリン・ライリー-マデリーン・ストウ

ジェフリー・ゴインズ-ブラッド・ピット:この映画でゴールデングローブ賞を受賞

【参考】Goo映画

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD10503/index.html

12モンキーズ(1995)

原題 : 12 Monkeys

製作年 : 1995

製作国 : アメリカ

配給 : 松竹富士(松竹提供)

解説

人類絶滅の危機を救うべく、22世紀から現代にやって来た男の姿をスペンスフルに描いた、時間旅行テーマのSF映画。仏の映像作家、クリス・マルケル監督の名作短編「ラ・ジュテ」(62)にヒントを得て、「ブレードランナー」「許されざる者」のデイヴィッド・ピープルズと妻のジャネットが脚本を執筆、監督には「未来世紀ブラジル」「フィッシャー・キング」のテリー・ギリアムがあたった。製作は「どんな時も」のチャールズ・ロヴェン、エグゼクティヴ・プロデューサーはゲイリー・レヴィンソン、ロバート・コスバーグ、ロバート・キャヴァロ。撮影は「バットマン(1989)」「永遠の愛に生きて」のロジャー・プラット、美術は「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のジェフリー・ビークロフト、編集は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のミック・オーズレイ、衣裳は「テキーラ・サンライズ」のジェリー・ウェイス、視覚効果監修はケント・ハウストンがそれぞれ担当。音楽は「フレンズ」のポール・バックマスターで、バンドネオンの印象的なテーマ曲はタンゴ界の第一人者アストル・ピアソラ、エンドテーマ曲はサッチモことルイ・アームストロングの歌う『ワンダフル・ワールド』。主演は「ダイ・ハード3」のブルース・ウィリス、「バッド・ガールズ」のマデリーン・ストウ、「セブン」のブラッド・ピット。共演は「女神たちの季節」のクリストファー・プラマー、「インディアン・ランナー」のデイヴィッド・モース、「バットマン」のフランク・ゴーシン、「カリートの道」のジョン・セダほか。

あらすじ

20世紀末、突如発生した謎のウイルスにより人類の99%が死に至り、21世紀初頭の人類は汚染された地上を捨て、地下での生活を余儀なくされていた。その原因を探るため、科学者グループは服役中の囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)をタイム・トラベラーに選び、過去の世界に送り込む。彼は子供時代に、目の前で1人の男が殺される光景を目撃し、その強烈な思い出を何度も悪夢に見ては繰り返しうなされていた。コールはまず地上に出ての調査を命じられ、荒涼とした街の廃墟で不気味な猿のマークを見つける。人類滅亡の元凶と見られる「12モンキーズ」という名称を教えられたコールは1996年の世界に旅立つが、機械の故障か、1990年のフィラデルフィアに来てしまった。その不審な言動から彼は逮捕され、精神病医学者のキャサリン・ライリー(マデリーン・ストウ)の立会いの下、精神病院に入れられた。そこで彼は、自分の父は神であると自称する入院患者ジェフリー・ゴインズ(ブラッド・ピット)と出会う。コールは脱走騒ぎを起こし、拘束衣を着けて独房に入れられるが、忽然と姿を消した。21世紀に戻された彼は経過報告を済ませ、再び過去の世界への旅を命じられる。なぜか第1次大戦中にフランスに送られ、戦場で囚人仲間のホセと再会した後、本来の目的地である1996年の世界に到着した。この世界で頼る者のない彼は、今や精神科医として成功しているライリーの前に現れ、2人はフィラデルフィアへ向かう。コールは街角であの猿のマークを見つける。「12モンキーズ」はジェフリーの主宰する過激な環境保護団体で、彼の父親は世界的な細菌学の権威ゴインズ博士(クリストファー・プラマー)だった。ジェフリーの関与を知ったコールは彼の屋敷に向かうが、警官隊に取り囲まれた時、またしても21世紀に呼び戻された。再び96年に現れた彼は、「12モンキーズ」のアジトの前でライリーと再会。「12モンキーズ」はいよいよ大きな行動に出るらしい。果たして、彼らがウイルスを盗んで世界各地にばら蒔いたのか。だが、いつしか彼女を愛していたコールは任務を捨て、彼女とこの世界で生きていくことを決意する。2人は変装して空港に向かう途中、ジェフリーたち「12モンキーズ」が、環境保護アピールのため動物園から動物たちを逃がしたニュースを知る。「12モンキーズ」はウイルスと無関係だった。だが、その直後、彼らは空港でゴインズ博士の助手の男を目撃。男の目的が世界各地にウイルスをばら蒔くことと察したコールは、銃を構えて男を追うが、逆に警官隊に射殺されてしまう。ゆっくりと倒れるコールを抱きしめるライリー。その光景を5歳の彼が見ていた。そして、男とウイルスを乗せた飛行機は大空に舞い上がった。

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