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コンロの進歩

「グリルのガスの火を消し忘れたかもしれないから帰って確認してきたい。」と朝礼の後女性社員の一人が申し出てきた。心配そうな表情であり、即座に許可した。結局問題は無かったことが確認されたが、それを聞いてメンバー全員でほっとした。これで仕事にも精が入るだろうと思った。

自分も日常と違うことがあったり、あるいは毎日の習慣と違うことをしたりしたときに、ふと何かを忘れることがある。例えば今朝などは週1回の空き缶排出指定日だったが、このようなゴミや廃棄物を出すことに気を使いすぎると、普段はわすれない洗面所の照明とか換気扇のスイッチを切り忘れたりする。

以前、三連休の週末に自宅への帰宅を急ぐあまり、アパートの風呂場の水道栓を閉め忘れたことがあった。戻ってくると水音がするので気付いて慌てて栓を閉めた。その月の水道代は約2万円ほど跳ね上がった。都水道局からも通常月より使用量が極端に多いのでと確認の電話があった。水漏れ等の事故であれば情状酌量する様子だったが、水道栓を閉め忘れましたと正直に話したら、そのまま請求しますということになったのである。

ところで、ガスコンロの安全装置について、最近母が購入したものは、五徳の中心にセンサーが突き出していて、鍋ややかんを五徳の上に載せたときにそれが押し下げられるようになっており、そのようなセンサーが押し下げられた状態にならないと、ガスの着火ができない仕組みになっている。

先日このセンサーがうまく働かなくなり、「故障だ。」といって母が大いに不便がっていた。やかんを載せて着火はするのだが、ガスの燃焼がすぐに止まってしまうというのだ。確かに何度トライしても着火はするがガス燃焼が途中で止まってしまう。それではお湯は沸かせないし、火を使う調理は全くできない。

メーカーの顧客センターに電話して問題はすぐに解決した。着火用に充填している乾電池の電圧が低下していたのが原因で、センサーが正常に機能しなくなっていたのであった。単一電池2個を新しいものに取り替えたら正常に使えるようになった。

しかし、安全のためのセンサーというのも一方では不便をかけるものだなあと思ったものだ。

近頃はガスを使わず電気で調理するコンロが大分普及してきた。IH方式という奴だ。今度我が家もそれに替えることを決めた。

ガス燃焼タイプに比べて上昇気流が起こらないので、油の飛び散り・飛散が格段に少なくなるとのこと。噴きこぼれたときの掃除も簡単。おまけに加熱効率が良いので、エネルギーコストが低減できると聞いて交換を決断した。

我が家のガスコンロはもう20年以上も使っている。別段悪いところは無いのだが、鋳物で作られた五徳のガス噴き出し穴の一部が欠損しているものがある。大分前にメーカーに部品発送をお願いしたが、既に部品在庫もなく生産もしなくなっているとの返答だった。それ以来今後の継続使用はやや危険かなと思っていたところでもあった。さらに我が家の方はプロパンガス仕様であり、燃料コストは高いときがある。

安全を考えると、直火が無い分、ガスより電気の方が優れていると思う。これからの老後のことを考えると、早くからそのように安全なIH調理の使い方に慣れておくほうが良いだろうと思う。

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