椿三十郎_森田芳光監督作品
2007年織田祐二主演によるリメイク版。☆☆☆☆
黒澤明の名作がカラーで蘇った。椿の花の赤や白が鮮やかに見えた。そして名作も鮮やかに蘇った。
どうしても原作映画と比較してしまうが、このリメイク作品もたいへん素晴らしいと思った。
原作映画の脚本をそのまま使用したとのことであるが、それぞれの俳優たちの演技は原作の俳優たちとはまた違った個性を持って存在感を出していて良いと感じた。
主演の織田祐二は台詞の言い回し、若い侍たちを統制してリードする頼りがいのある感じなど、三船敏郎との対比でやや見劣りするのではと予想していた(これがこの作品をなかなか見ようとしなかった最大の理由の一つでもあったのだが)が、なかなか良い味を出していた。
ストーリーは全く飽きさせない展開である。(山本周五郎の原作(「日々平安」は是非参照しないといけないと思う。)
<やや不満が残ったところ>
・三十郎の着物の色。もう少し黒っぽい方が重厚感が出せて良かったのではないか。
・最後の決闘シーン。カラー作品だし、赤い血しぶきが出ても良かったんじゃないか。
・織田祐二は豊川悦司(室戸半兵衛役)との対比ではもうちょっと上背でもあれば良かった。三十郎が少し子どもっぽく映ってしまう。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 秋刀魚の味_小津安二郎監督作品(2009.11.08)
- 12モンキーズ(1995)(2009.11.07)
- 隠し砦の三悪人_The Last Princess (2008)(2009.11.06)
- イン・グッド・カンパニー(2004)(2009.11.05)
- インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994)(2009.10.28)

コメント