鬼平犯科帳シリーズⅢ_雨隠れの鶴吉&網虫のお吉
第9話 雨隠れの鶴吉
鶴吉を石原良純が演じる。最初からお仕舞いまで二枚目役で通す。現在の三枚目的キャラクターとギャップがあるために、若々しく新鮮に見えるが、反面どこか微妙に不似合いな印象を引きずりながら観てしまった。
女房お民役の早野ゆかりはやや姉さん女房風に見える。色っぽい入浴シーンがあるが、昔の風呂場の様式が見れて興味深い。
井関録之助(夏八木薫)のアグレッシブな性格が良く演じられていて、この遠慮しない人懐っこい人柄が、本ストーリーでの兇族団を成敗する重要な要素になるように構成されている。
鶴吉は大店に婿養子に入った主人が妾に産ませた子であり、本妻らの策謀と思われるが実母を毒殺され、その大店とともに本妻に頭が上がらない実父をも恨み、避けるようになっていた。鶴吉が子どものころ、録之助と平蔵が剣の修行をしていた高杉銀平道場の近くに居たことから、録之助とは顔見知りであった。
実母の墓参りに12年ぶりに大阪から江戸に帰ってきて墓参している鶴吉を奇遇にも録之助が目に留めて話し掛けることから、物語が展開し始める。
鶴吉夫婦は今は盗賊であった。最後に鶴吉は父親の店が兇族に狙われていることに気付き、自分の身分を録之助に明かして父親を助けて欲しいと頼む。
録之助はそのことを平蔵に話すのである。
平蔵の鶴吉に対するお裁きや如何に。録之助がただ酒を馳走になりながらもかっての銕っあんである平蔵さんに迫る。
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録之助は事件が解決したことを鶴吉夫婦に告げるため、既に江戸を離れて伊豆(伊東?)の温泉地で逗留しているはずの夫婦を追いかけてそこで追いつく。そこで録之助は鶴吉夫婦が水入らずで温泉に浸かっているところにあつかましくも裸でちん入して行く。全く相手のことはお構い無しの大胆さである。
お風呂とか温泉のシーンと言うのは、登場人物が裸であるために、無防備でほっとしたり、女優の入浴シーンであれば色っぽかったりする反面、悪い奴が傍に出てると途端に緊張感が高まるシーンでもある。そういった意味で、見ているものを画面に引き付ける効果を持っていると言える。そこで録之助は事件の顛末と平蔵のお裁きを告げるのである。
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第10話 網虫のお吉
お吉役の風祭ゆきが色っぽい。木村忠吾が一瞥しただけで、いい女だなと後をつけていってしまうほどであるが、この忠吾のスケベ心が本ストーリーを展開させていくから面白い。
網虫とは蜘蛛のことである。お吉に関わる男たちは皆蜘蛛の巣に掛かった虫たちのように命を吸い取られてしまうところから、そう呼ばれているのである。
しかし、おまさはかってお吉と一緒に仕事をしたことがあり、彼女を根っから悪い女とは思っていない。
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「女とは実に(げに)恐ろしき者よ。」
平蔵は久栄の前でつい口に出してしまう。
「あたしも女です。」と言う久栄に対し、
「女房殿は特別だ、とか、別だ。」と取り繕う。
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さてさて、本当に悪いのは女か男か?
なお、この一編は眠気眼で鑑賞したので話の筋が飛び飛びとなっている。改めて鑑賞する予定である。
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