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Cynthia's back again

YouTubeを最近よく利用している。

以前はお笑いタレントの芸などを見ていたが、このごろは歌手の動画を見る。

早い順に、シルヴィーバルタン、ジリオラチンクエッティ、フランクシナトラ、ディーンマーチン、ショッキングブルー、マッシュマカーン、鼠先輩、つるの剛士、渚ゆう子、はしだのりひことシューベルツ...と多数だ。

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Fさんのカラオケの最近の十八番「山河」を練習しようと思って利用したら、作詞小椋桂、作曲堀内孝雄で、歌は五木ひろし、小椋桂、堀内孝雄の競作であることが分かった。

そういえば、メロディーは堀内らしいし、言われて見れば歌詞も小椋っぽい。(今となっては何とも適当な感想であるが...)

とにかく、歌手3人は三様に歌っているから素晴らしい。

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そんな中、先週末はYouTubeを見ていて、ふと「南沙織」のことを思いついた。Cynthiaは彼女のクリスチャンネームであり、シンシアが愛称だった。

高校時代に天地真理、小柳ルミ子と三人娘ということで全盛のアイドルスターだった。天地真理ファンが多数派だったが、私は断然南沙織が良くて、天地真理や小柳ルミ子ファンの心情が全く理解できないと思っていた。もちろん彼女らの歌にも好きなものがたくさんあったが、心酔し癒されるのはシンシアだけだった。

当時は田舎から出てきての下宿生活だったが、入り口のドアの裏側に大きなシンシアのポスターを貼って、部屋に帰ると眺めていた。高校時代の受験勉強だけの殺伐として味気ない3年間もそのポスターの笑顔で励まされて耐えたと言っても過言ではないだろう。

中学時代までの淡い恋の相手は自分とは違う奴に気があったと知ったのも高校時代だ。当時ラジオの深夜放送が大人気だったが、ブームに乗り遅れまいとして聴いていただけで、それほど没頭することは無かった。高校時代は人間としての感度が極端に鈍った時代だった。

そのような重苦しい様々な記憶を押しのけて燦然と輝く記憶がシンシアであり彼女の歌声であるのだ。どうしたことか長い間そのことを忘れてしまっていた。

YouTubeではたくさんの動画がアップされている。アップしたみなさんに大感謝したい。いくつもの動画サイトを順番に見ていくうちに言い知れぬ感動に包まれた。カーペンターズのイエスタデイ・ワンス・モアの歌詞のように、シンシアの歌と映像が眼前に鮮やかに蘇ると、自分の魂も若かった時に戻ったようだった。そこには時間が過去にスリップした世界が暫く現出していたと思われる。自分の周りのことが全く気にならなかった。

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その後、辺りも暗くなって来た頃現実の世界に引き戻されたのだが、すぐさま南沙織のCDをネット注文した。それはいまもう手元にあるが、まだ聴いていない。週末に時間を作ってiPodに入れるつもりである。

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家内も南沙織のファンだったが、CDを買ったことはまだ秘密である。少しバツが悪い気がする。

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息子は今大学生だが、自分の部屋にお気に入りの女性歌手のポスター(カレンダー)を貼っている。同じDNAだと苦笑いだが、その息子が僕の高校時代のそのような性癖を知ったら何と言うだろう?「息子よ、父も人間だ。」「父も男だ。」

「父親のようにだけはなるな!(妻の声??)」

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今平日は東京で過ごすが、居所と仕事先の近くのコンビニには時々あの天地真理さんが買い物に来るという。ぼくはまだ遭遇したことがない。

かってのアイドルは随分変わったと聞く。例えれば変わったオバちゃんであり、かっての多くのファンの夢を裏切ったなどと言う者もいる。(みずいろの恋等での彼女の歌声は今聴いても感動するのだが...)

小柳ルミ子のアイドル以降の変貌振りも大きい。彼女の歌と踊りの才能は素晴らしく、プロとして絶えず研鑽していることは素晴らしいと思う。しかし女性としてのプライベートでは必ずしもハッピーな現実ではないのではないか。

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南沙織は篠山紀信と結婚した。その当時はショッキングだったのだろうが、自分の方も現実的な違う異性に目覚ようとしていた時期ででもあったのだろうか、うまく決別できたようだ。今YouTube で「青空」という歌を歌っている彼女の動画を見ることができるが、実に落ち着いた感じの美しい女性になっている。子育ても済んだのだろうか?若かりし頃己の感性が好ましいと思った女性はかくも好ましい成長を遂げたのだと分かり、自分の女を見る目もまんざらではなかったと、一人悦に入るのである...

さてさて、愛する人の瞳に俺の山河は、いな、おれ自身は、美しいだろうか???

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