WBC監督_第2回WBC体制検討会議
日本シリーズ決戦を前に原巨人軍監督へのWBC監督就任要請が決定した。
街頭での反応をニュースで見ると、賛否両論の他、賛否以前に決定経緯を尋ねる人も見られた。街の声としては納得度はいまいちと言ったところだろうか。
北京五輪での成績不振を受けて難航を極めた格好のWBC監督選定であるが、結局北京五輪の教訓は活かせぬまま、同じ轍を踏んでの結論に至ったなというのが自分も正直な感想である。
これで運良くWBCで勝利することもあるかもしれないが、しかしそのときはさらに現状の日本野球界の体質は変わらないままとなろう。
WBC体制検討会議のシステムを見ていて、相撲協会と類似する部分があるように感じる。内部の一部のメンバーで構成され、意見や考え方の間口が狭いまま議論されるという点だ。
今回のWBC監督選任においても、選手の声は拾い上げられていない。一部選手がマスコミを通じて自分の意見を外野から投げるといった構図である。また、ファンの声も拾い上げられていない。そのようにWBCの出場当事者となる選手や野球愛好家たる関係者の意見が反映されない体制のまま、ある種密室の中で議論決定された印象が残る結果となった。
声と権力の大きい人物の影響が強く反映されかねないようなシステム構造では、どのような選定経緯と理由を語ろうと、部外者一般人には選定基準が付け焼刃的ではないか、選定基準が十分検討されていないのではないか、基準が不明確ではないか等のもやもやが残る。あるいは極端にデキレースだったのではないかの勘繰りすらも生じかねない。
日本陸連のマラソン選手選抜にも基準の不明確さがあるが、北京では期待した結果は出なかった。野口みずき選手に関して言えば、選手のコンディション管理に不手際があった。プロが力を結集しているとは思えないような出来事であった。
オリンピックやWBCのような一発勝負の競技会に対しては、これまでにない取り組み方をする必要があるのではないか。北京五輪での韓国野球優勝の事例は教訓を与えたのではないか。(なお、TVニュースによれば、その韓国においてもWBC監督選定は難航しているとのこと)
対外的に現在最も強力な選手と監督、コーチ等のスタッフが選ばれ、それを多くの野球関係者やファンがバックアップできるような体制こそが必要である。それは現在のようなWBC体制検討会議だけでは不十分のように感じる。
それから、ナショナルチームを「原ジャパン」と呼ぶのはやめて貰いたい。北京五輪の「星野ジャパン」でそのような意見もあったではないか。
以上、思いつくままに...
以下は、WBC原監督に関するニュース。
http://www.daily.co.jp/baseball/2008/10/28/0001542525.shtml
WBC原監督 28日にも誕生へ
巨人・原監督へのWBC監督就任要請を発表する王特別顧問(左)と加藤コミッショナー=都内のホテル 野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)体制検討会議が27日、東京都内で行われ、巨人・原辰徳監督(50)に来年3月に開催されるWBCの監督就任を要請することを決めた。28日に巨人側に正式要請するが、原監督の受諾が確実で“原JAPAN”の誕生が事実上決まった。
◇ ◇
北京五輪終了から約2カ月。難航を極めたWBC監督問題が、ようやく着地した。
約1時間の会議後、加藤コミッショナーは「経験、実績、世代交代のもろもろの要素を勘案して、原監督にお願いするのがベストであろうという判断に至った。原監督にやってもらい、王顧問にぴったりとそばに寄り添ってもらい、最大限の協力をしていただくのが、日本球界のために一番いい」と語った。
15日に行われた第1回体制検討会議では、現役監督が務めるのは困難との結論に達した。しかし最有力候補だった星野氏が辞退したことで事態は急変。王特別顧問は「星野監督が辞退して白紙に戻った。現役でやっている人がいいだろうということで。ユニホームを着ていない人の候補は挙がらなかった」と言う。
さらにヤクルト・高田監督らの持論「日本シリーズ優勝監督」案に対しては、加藤コミッショナーが時間的な問題から「日本一監督にこだわるのはどうか」と否定的な見解を示した。これで日本シリーズの結果にかかわらず人選をするという流れになった。
王特別顧問が楽天・野村監督に「ノムさん、どう?」と水を向けたが、野村監督は「オレはいい」と拒否。加藤コミッショナーが候補者に原監督を挙げ、流れは一気に“原JAPAN”へ傾いた。最終的に満場一致でまとまった。
王特別顧問は、原監督を選んだ理由を「キャリア、実績、年数を含めてある程度、若くて元気のいいということで。プレッシャーの中で戦い慣れているし、今年は(13ゲーム差を)大逆転した」と説明した。監督として5年間でリーグ優勝3回、日本一1回の実績に加え、若さを大きなポイントに挙げた。
28日に加藤コミッショナーが巨人・滝鼻オーナーらに会って了承を得る予定。原監督も受諾することは確実で、第2回WBCは原監督で連覇に挑むことになる。
http://sports.nifty.com/cs/headline/details/bb-kd-2008102701000347/1.htm
原監督、WBC監督就任へ(共同通信)
来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第2回WBCの第2回検討会議が27日行われ、巨人の原辰徳監督(50)の日本代表監督就任が事実上決まった。日本プロ野球組織の加藤良三コミッショナーが28日午前に巨人の滝鼻卓雄オーナーを訪ね、原氏のWBC監督就任を正式に要請するが、同オーナーは受諾の意向。原氏は球団を通じて「要請があった場合はオーナーの指示に従っていきたい」との談話を発表した。
[共同通信:2008/10/27 19:38]
http://sports.nifty.com/cs/headline/details/bb-mn-mainichi-2008102800m020/1.htm
<WBC監督>巨人・原監督に要請へ(毎日新聞)
WBC日本代表監督に要請されることが決まった巨人の原辰徳監督=神宮球場で2008年10月10日、三浦博之撮影
来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の監督選考などを話し合うWBC体制検討会議が27日、東京都内で開かれ、巨人の原辰徳監督(50)にWBC日本代表監督を要請することを決めた。28日朝に加藤良三コミッショナーが巨人の滝鼻卓雄オーナーを訪れ、就任を要請する。同オーナーは受諾に前向きで、原監督も「オーナーの指示に従う」としており、原監督の代表監督就任が確実となった。
会議のメンバーは、加藤コミッショナーのほか、王貞治コミッショナー特別顧問、星野仙一・北京五輪代表監督、野村克也・楽天監督、高田繁・ヤクルト監督、野球解説者の野村謙二郎氏の計6人。会議後の会見で、加藤コミッショナーは「経験、実績、世代交代などを総合的に判断した」と語った。また、王特別顧問は「現役監督かそれ以外かという話になったが、結局は現役がいいということで、原監督の名前が出た」と経緯を説明した。【村田隆和】
◇原監督「オーナーに従う」
▽巨人・原監督 巨人軍オーナーの指示に従っていきたいと思います。
▽野村克也・楽天監督 異論はない。(全員一致か?)そういうことかな。こちらに決定権がないんだから。
▽高田繁・ヤクルト監督 (選考のポイントは)日本代表を任せられるか、引っ張れるか、勝てるか。経験を踏まえるのも大事。
▽野村謙二郎氏 星野さんは「監督は出来ない」と言った。そのほかのことは、食い違いが出るといけないので……。
[毎日新聞:2008/10/27 22:02]
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