壺算_落語のだまし
落語のジャンル区分にはいろんな分け方があるが、立川志らくの落語辞事典の分類は面白いと思う。それによればこれは「だます」のカテゴリーになる。
水がめを買いに行って、まず一荷入りの水がめ二円五十銭(これは一円五十銭や三円五十銭やいろいろな設定がある)を値切って二円で買う。担いで一旦店を出て再び店に戻ると、本当に欲しかった二荷入りの水がめをくれという。本来なら一荷入りの二倍の定価で五円のところを、さっき値切られているので四円と言うことになる。店の番頭(主人の設定もある)は「お買い物上手には敵いません。」と感心するが、話は続きがある。すると一荷入りの水がめは要らないから二円で引き取ってくれというのだ。さっき渡した二円に引き取り料の二円を加えて四円だというので、まんまと二荷入りの水がめを貰って行こうというのだが....
聴いているうちに混乱してくるところが面白い。
だましのカテゴリーでは他に、「時そば」、「まんじゅうこわい」が有名である。これらも実に良くできたお話である。しかし、最近は生活スタイルが変わり、時そばのような勘定の精算の仕方や、饅頭が唯一の甘いものということは無くなったので、高座に掛ける方も笑いを取るのが難しくなったとか。寂しいが致し方ないことである。
だましの中でもさらに高度なテクニックと思うのが「付き馬」である。吉原近辺を舞台にしたストーリーであるが、また後日感想を述べたいと思う。
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投稿: Anonymous | 2008年10月 9日 (木) 12時07分